Et Alors?

北半球ではオリーブオイルは秋、すなわち10月~11月に収穫されます。
春に花が咲き、受粉して実がなり、秋の一番よい時期に生産者さんが収穫、搾油、貯蔵と一気に行います。
日本ではもちろんそのころからノンフィルター(濾過していない)新油(ノヴェッロ)が手に入りますが、ほとんどが輸入に頼っている日本では空輸で早くても12月頃になります。
そのころになると、まさにボージョレヌーヴォのように、「新油」を味わうイベントがあちこちで行われます。
私たち販売側はその新油から始まるわけですが、それと同時に生産者さんの一年の苦労をねぎらう気持ちで味わうことにしています。

2018年は新聞で取り沙汰されているように、オリーブ生産者にとっては苦労の一年でした。受粉が行われる春には低温で花の付きが悪く、また、強風でたくさんの花が落ちてしまったり、収穫の時期に雨が続いてしまったり、また、菌に侵されるオリーブの病気も今年は蔓延したようです。

そんな苦労を知りつつも、販売側としてはお客様においしいオリーブオイルを届けるため、時には厳しく品定めをしなければならず、この時期は楽しくもあり、反面辛くもあります。

2017年の収穫時期に一緒にスペインに行ったオリーブ仲間が、イタリアの生産者さんを招いてセミナーを開くということで1年ぶりに会いに行ってきました。

お決まりのテイスティング。それぞれが感じた香り、風味を書き込んでいきます。

1番の香りをかいだ時、本当にイタリアは凶作だったの?と思うくらい香りが立っていました。これはすごい。(ティトーネオーガニック-ノッチェラーラ・デル・ベリーチェ単品種)口に含むと、意外と苦味と辛みが控え目。バランスはとてもよいEVOOです。日本食にも合いそう。意外だったのは、写真は撮りませんでしたが、個性の強いウニによく合いました。

2番はオーガニックのブレンド(ノッチェラーラ・デ・ラ・ベリーチェ、コラティーナ、チェラソーラ、ビアンコリッラ・・・こちらは1番に比べて苦味も辛みも強め。バランス抜群。後味抜群。喉に最後に来る辛みが心地よい。

3番は、トラーパニのD.O.P ノッチェラーラ・デル・ベリーチェ、チェラソーラ、あとは。。。

このオリーブオイルはかなり強めですが、驚いたのは、よくあるのどに来るピリピリの後に口の中全体がホットになる辛さ。それも割とスーッと引いてくれる感じでしょうか。ショップで販売する立場としては2番がいいなと思いつつ、3番にもどうしても惹かれる・・・ この2つの商品についてはまた。。。

4番は言わずと知れた欠陥オイル。思いっきりファスティ(嫌気性発酵)。ランシッド(酸化)という声もありましたが、私は感じとれませんでした。

一つ、どうしても宿題として残っているのが、この生産者の新しい搾油方法。粉砕機がブレードのタイプらしいのですが、練りこみが10分しかしないとか。それでこの香り・・・ イタリア語が分かれば、話が聞ける機会はあったのに・・

 

 

 

 

 

 

 

 

パワポを使ってわかりやすい説明(左)。講師の真島香織さんがしっかり通訳してくれました。そして、お目当てのシチリア風クスクス(中央)。本場の味、特にスムールのパラパラ感を知りたかったのも今回の目的の一つ。そして、一番右が帰ってからの復習(右)。海の近くに住んでいるので新鮮なお魚は豊富です^^

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA