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ここ10年間の日本のオリーブオイル業界の躍進は目覚しく、私がオリーブオイルソムリエの資格を取得した2010年から見ても、あっという間に「オリーブオイルは健康によい」という基本的な概念が広まり、その抗酸化作用や疾患予防への効果などが一般の消費者の皆様に注目されるようになりました。現在は日本の大企業もオリーブオイルのCMをTVで流していますが、当時はまったくといっていいほどオリーブオイルのCMを目にすることはありませんでした。

オリーブオイルがこれだけ消費者に注目され、食卓に浸透し始めると、利益面から一般のサラダオイルを押したい企業もCMをせざるを得なくなってきたのでしょうか。

そして高品質のオリーブオイルがどんどん輸入されるようになり、同時に国内各地でも高品質なオリーブオイルの生産が進んで、今では、消費者は逆に何を選んだらよいのかわからないというのが多くの意見です。

今はオリーブオイルの専門家が数多く輩出され、日本全国に専門家がいるショップがありますので、専門家の意見を聞けるショップで購入するのが一番間違いないといえるでしょう。

さて、今回は加熱用のオリーブオイルについてのお話です。はじめにお断りしておきますが、ここで、「加熱用」とは生では食べられないとか、逆に、プレミア品質のオイルは加熱してはいけないということではありません。

通常の炒め物、揚げ物はもちろん、アヒージョやバーニャカウダなど、たっぷりのオリーブオイルを加熱して作るお料理の場合、例えば250ml2500円前後のオリーブオイルを使いましょうとはなかなかいえません。もちろん、高品質のエキストラ・バージン・オリーブオイル(E.V.O.O.)で揚げ物をすれば、作った方はお分かりかと思いますが最高に美味しく、まったく胃もたれしません。ただ、小さいフライパンを使って数センチだけいれて揚げ物するといっても、やはり200mlぐらいは使ってしまいますよね。

オリーブオイルを知れば知るほど、皆様には高品質のオリーブオイルを使ってほしい。加熱用でも十分体に摂取されるからです。でも、お値段が・・・

私も主婦の一人として、そこの部分は悩むところです。ショップを経営しながら、ずっとずっと納得のいく加熱用としてお客様にお勧めできるオリーブオイルを探しています。大きい生産者さんに作ってもらって試食してみたこともありました。それでも納得がいかず、仲間からの情報であれを試し、これを試し。

品質がよいことは当たり前のこととして、加熱用として心おきなく使っていただける価格、香りもオリーブオイルたる風味、香りがしっかりと残っていること、そして品質にばらつきがないこと、お料理の邪魔をせず、後味がよいこと。生産者も、プレミアオイルを搾った後の少し熟度が進んだ実から搾る、容器を低価格に抑えるなど、価格を低く抑えるための工夫をしてくれています。

そんなことを考えながら今までもいろいろお取り扱いをさせていただき、これからも探していきます。

そして、先日、オリーブオイル仲間が「加熱用」カテゴリーとして輸入しているピクアル種のE.V.O.O.のサンプルを送っていただき、これは!とびっくり。価格的にもリーズナブルで、なおかつピクアルの香りが芳醇。他社さんに作ってもらったサンプルは、残念なものもありましたが、これなら自信を持ってお勧めできると思いました。

今までのクラシコはどちらかというと和食やオリーブオイルの香りを前面に出さないものに、そして、レゼルバはオリーブオイルの香りを際立たせたいときのお料理に、といった目安で選んでいただけると思います。

 

https://grancher.shop-pro.jp/?pid=129111689

 

https://grancher.shop-pro.jp/?pid=122370006

 

*オリーブオイルのカテゴリーには、「加熱用」というカテゴリーはなく、消費者が決めることではありますが、お勧めする側としては、プレミア品質のオリーブオイルではないにしろ、お値段的にも十分使っていただけるものとして、加熱用と記載しています。

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