Et Alors?

 前回のブログ記事で書いたように、このメンバーの韓国旅行は去年に引き続き2回目。ホテルも同じホテルだったので、慣れたものだった。
 19階にロビーがあり、スポーツジムと大浴場も19階。さんざん街を歩き回った後、そうだ、お風呂は何時までだろうという話になった。

 「お風呂は確か午前1時までよ。初日に私(N子)が着いたのが夜中で(古いパスポートを持ってきたので家に帰って出直したため)その後入ったんだから。」

 そうだそうだ。そうだった。

 そして、4人でお風呂の支度をし、19階に上がった。ここを右に曲がって・・・部屋のキーをタッチして・・・・そうそうここよ。
 慣れというのは怖いものである。4人とも何の疑いもなく、お風呂に向かった。入るとマグネット式の靴箱が。

「あれ?鍵、いるんだっけ?」
「あいてるからいいんじゃない?」
「そうよ、スリッパなんて、だれも取らないわよ。」

と4人とも中へ。すると、今度は脱衣用ロッカーが。番号が付いていてやはりマグネット式のキーが付いている。

「あ、そういえば、去年K子(私)が、毎回フロントでカギをもらってきてくれてたわよね。」
「そういえば、そうだった。」
「でもいいんじゃない?空いているところに入れれば。別に鍵なんかかからなくたって。」
「そうね。別に取られるようなもの、ないしネ。」

 4人はおもむろに服を脱ぎ始め、M子はクレンジングでお化粧を落としはじめた。

 そこへ、鍵を手に持った女性が入ってきた。「あれ?」という顔して、私たちが使っているロッカーの番号と自分の鍵の番号を見比べている。

 「そうだ。やっぱり鍵をもらってこなきゃだめなのよ。」そこで初めて4人とも現実に気づいたのだ。

 ところが4人とも、すでに裸。M子は、すでにスッピンで、顔はクレンジングを塗りたくっている。

 仕方がないので、私が再度服を着て、「鍵貰ってくるね。」とフロントへ。すると・・・

 「今、お風呂は満員で、ウェイティングのお客様がいらっしゃいますので、空きましたらお部屋にお電話いたします。お風呂のご利用は1時までですが、よろしいですね?」

 その時すでに午前12:45。「まずい、3人ともまだ脱衣所で裸で待っている!」

 「では、ロビーで待ちますので声をかけてください。」と言って、あわててお風呂場に戻り、3人にすぐに服を着て出るように指示。3人は、あわてて服を着て、ロビーへ。M子は、「えーー。あたしなんかクレンジングしちゃったし。どうすんのよぉ~。」
 
 何食わぬ顔で、4人でロビーで待ったが、時間はどんどん1時に近くなっていく。4人、ついに諦め、フロントに行って、

 「今日は部屋でシャワーを浴びますから、結構です。」と告げ、部屋へすごすごと帰っていったのだった。

 慣れというのはある意味怖いものである。わかっているようでも肝心なところを忘れているのだった。それも4人も揃っているのに・・・。

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